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  市議会レポート
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市議会レポートバックナンバー
   
平成17年第2回定例会
    (平成17年6月3日〜6月23日)


 この会議でどのような問題を議論したかご報告します。
  今回は、今問題となっている「職員厚生会と特別勤務手当てについて」質問を行ないました。



 以前の議会についてのレポートはバックナンバーからご覧下さい。

   
 
 
質疑応答

■職員厚生会と特殊勤務手当てについて

 職員厚生会は地方公務員法によって「職員の相互共済及び福利厚生の増進のため職員で職員厚生会」を設けるようになっています。

  この厚生会は市長が管理して「経費は」

(1) 会員の掛け金
(2) 市の負担金
(3) 事業収益金
(4) 寄付金

などで運営されています。
また市は厚生会に対して資金も貸し付けることができるようになっています。
資料(1)のように厚生会の運営費の大部分が「市の負担金や市や水道局」からの借入金によって
運営されています。
(資料1)
(単位:円)
  平成12年度 平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度
会員数 1,213 1,176 1,170 1,163 1,135
会員掛金 220,31,400 21,861,870 21,878,740 21,202,070 20,882,510
市負担金 27,632,820 27,413,280 27,472,358 26,582,992 26,200,055
借入金 33,000,000 33,000,000 33,000,000 33,000,000 27,500,000
販売収益 8,589,533 7,772,791 8,099,031 8,030,301 8,007,176
保険手数料 12,791,677 8,878,460 12,078,476 10,653,588 11,098,701
 厚生会では3名の職員が「売店」などで働いていますが「700万円」を超える給与が払われて
います。(厚生会職員給与)

 では詳しく厚生会の収入を見ていきます

「皆さんの税金」からの負担金収入が2600万円
「市と水道局」からの借入金が2700万円
「市庁舎での販売収益」は800万円
「保険手数料」1100万円となっています。

販売手数料の中身をみると

「正規に厚生会に貸し付けている売店」での収入は800万円ありますがこの中には 「厚生会が市
から借りている市庁舎の一部分」を「他の販売業者」に貸し付けて61万円もの収入を得ているもの
も含まれています。
厚生会は市から借りている市庁舎の使用料を払っていないばかりでなく「他の販売業者に貸して」展示販売として場所代を取っていることも分かりました。
「行政財産使用許可書」では「使用物件を他のものに転貸してはならない」と許可条件が示されているのに「職員で構成する団体」が自ら違反していることは重要な問題です。

「次の表は厚生会が又貸しをして得た収入です」

(単位:円)
  平成12年度 平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度
展示販売 99,300 823,500 763,500 749,250 619,500

さらに驚いたことに厚生会は市庁舎などに16台も自動販売機を置いていますが施設の使用料を
払っていないばかりかその販売収益まで得ていました。

(販売機の資料)
(単位:円)
  平成12年度 平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度
自動販売機 2,171,455 2,197,428 2,246,726, 2,191,572 2,625,011
自動販売機設置箇所 設置台数
本庁舎内 5
清掃課 5
消防本部 2
中央浄化センター 1
勤労青少年ホーム 1
藤ヶ谷清掃センター 1
労働者福祉センター 1

さて厚生会は9300万円もの収入(資料1)をどのように使っていたのでしょうか。

次には厚生会の給付規定による給付を見てみます。
「給付とはお金やものを支給すること」です。

(単位:円)
  平成12年度 平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度
結婚祝金 30 1,200,000 21 840,000 16 640,000 17 680,000 23 920,000
銀婚祝金 31 620,000 41 820,000 26 520,000 20 400,000 27 540,000
出産祝金 15 75,000 29 145,000 28 140,000 30 150,000 30 150,000
入学祝金 225 1,125,000 191 955,000 188 940,000 182 910,000 157 785,000
傷病見舞金 25 121,000 13 65,000 15 75,000 5 25,000 10 50,000
災害見舞金 1 5,000 0 0 0 0 0 0 0 0
弔慰金 91 785,000 86 1,235,000 92 1,785,000 90 1,735,000 92 1,780,000
退会慰労金 65 10,325,000 43 6,245,000 45 6,625,000 66 9,910,000 47 7,075,000
特別給付金 30 1,800,000 21 1,260,000 16 960,000 17 1,020,000 23 1,380,000
その他 97 291,000 103 256,000 82 261,000 93 236,000 93 188,000
合計 610 16,347,000 548 11,821,000 508 11,946,000 520 15,066,000 502 12,868,000

給付の種類は

  1. 結婚祝い金:会員が結婚したとき祝い金として40,000円支給します。未婚者の場合20年を経過した場合「給付調整金」として50,000円が支給されます。
  2. 銀婚祝い金:会員が結婚25年に達したときは、銀婚祝い金として20,000円支給されます。
  3. 出産祝い金:会員または配偶者が出産したときは1子につき5,000円支給されます。
  4. 入学祝金;会員の子供が学校に入学した度に祝い金5,000円支給されます。
    「小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、大学」
  5. 疾病見舞金:会員、配偶者、子供が30日以上入院や自宅療養した場合は見舞金が支給されます。
    「会員または配偶者 5,000円、子 3,000円」
  6. 災害見舞金:会員が、水震、火災その他非常災害によって住居又は家財に損害を受けた
    場合災害見舞金が支給されます。
    「住居および家財の全部が消失または滅失したとき:30,000円
    住居および家財の1/2以上が消失または滅失したとき:20,000円
    住居および家財の1/3以上が消失または滅失したとき:15,000円」
  7. 弔慰金:会員またはその親族が死亡した場合弔慰金が支給されます。
    会員が普通死亡の場合:香典500,000円  初盆 3,000円
    事故による死亡の場合:香典1,000,000万円 初盆3,000円
    配偶者の場合:香典20,000円 初盆3,000円
    父母および子の場合:香典10,000円 初盆2,000円
    配偶者の父母または養子の場合の実父母:香典10,000円 初盆 2,000円
    その他直系祖父母および兄弟姉妹:香典5,000円 初盆 2,000円
  8. 退会慰労金:会員が退職したときは本人に、死亡したときは遺族に退会慰労金が支給
    されます。
    在職1年以上5年未満: 10,000円
    在職5年以上10年未満: 25,000円
    在職10年以上15年未満: 45,000円
    在職15年以上20年未満: 70,000円
    在職20年以上25年未満: 100,000円
    在職25年以上30年未満: 130,000円
    在職30年以上 170,000円
  9. 特別給付金:この他にも特別な事情のため、会長が必要と認めた場合は、「特別」に結婚
    祝い金が別に60,000円支給されます。
次に職員にはどのような特典があるのか見ていきます
  1. 会員および家族交流費:800,000円:職員文化祭やスポーツ大会での交流補助金です。
  2. 退職者慰労会費:320,000円:給付170,000円とは別に退職者を慰労する費用として320,000円が組まれています。
  3. クラブ補助:2,850,000円:各種のスポーツ大会や各クラブの補助をしています
  4. バースデイ助成金:5,625,000円:会員の誕生日に祝い金として「一人5,000円」が支給され
    ます。
  5. 福利調整費:1,200,000円:本庁と出先で働く職員の格差是正金として支給されます。
  6. レクレーション補助金:11,250,000円;職員が娯楽施設やレストランの利用、グループ旅行
    などに「一人10,000円」補助されます。

「以上の特典は公務員だけの特別待遇です」

レクリエーション利用券


厚生会の収入は
(1) 市の負担金(税金) 
(2) 市や水道局からの借入金 
(3) 市庁舎内売店などで販売している収益 
(4) 保険手数料
(5) 職員の掛け金

職員厚生会の問題点は次のようになります

  1. なぜ市民の税金などで職員の結婚祝や銀婚、出産などの費用を負担しなければならないのでしょうか。
  2. なぜ厚生会売店や自動販売機設置場所の使用料を無料にしなければならないのでしょうか。
  3. なぜ税金や水道局収入を無利子で厚生会に貸し付けなければならないのでしょうか。
  4. なぜ厚生会は市の税金や水道局からの借入金から利息を取って会員に貸し付けているのでしょうか。
  5. 貸付利息は市や水道局の収入にすべきではないのでしょうか。
  6. なぜ厚生会は無料で借りている売店の一部を他の業者に有料で又貸ししているのでしょうか。
  7. なぜ使用許可違反が明らかなのに「転貸禁止」について市は使用を認めているのでしょうか。
  8. なぜ市役所に働く職員が自らの利益のために違反行為をすることができるのでしょうか。
  9. なぜ公務員だけこのような特別手当を受けることができるのでしょうか。

大阪市で発覚した公務員の特別待遇については全国で大きな問題となっています。
このような公費負担は全国的に国民の厳しい批判を浴びています。
私はこのような公務員の特別待遇を早期に是正するように求めました。

次に公務員の特別勤務手当の質問について報告します

公務員には給料のほかに次の手当てが支給されます
1)扶養手当
2)調整手当
3)住居手当
4)通勤手当
5)単身赴任手当
6)時間外勤務手当
7)休日勤務手当
8)夜間勤務手当
9)宿日直手当
10)管理職員特別手当
11)期末手当
12)勤勉手当

給料の他に地方自治法では「著しく危険、不快、不健康、困難な勤務」に対して特別手当の支給を
認めています。
別府市でも条例に基づいて特別手当てを支給しています。

私は「特別手当」についても全面的に見直しを求めました。

水道局職員『企業局』に対する特殊勤務手当は次の通りです

  1. 企業手当:この手当は、水道局に勤務する職員に対して支給されます。
    16年度は5,483,040円支給されており「一人当たり215,986円」になっていますが、この手当てはヤミ給与として大きな問題になっています。

    大分県内で企業手当てを支給しているのは次の通りです。

    一人当たり年間支給額

    別府市 215,986円
    大分市 116,928円
    豊後高田市 41,250円
    杵築市 24,000円
    臼杵市 36,396円

     津久見市、佐伯市、宇佐市、日田市、中津市、竹田市では企業手当は支給されていません。

  2. 未集金整理手当:この手当ては、水道の使用料などの集金に対して支給されますが県下で支給されているのは別府、大分、臼杵だけです。
    16年度は225,600円が支給されています。
  3. 危険手当:この手当ては、「常時危険な電気業務や水質検査の職員に対して支給されますが県下で支給されているのは別府だけです。
    16年度310,363円支給されています。
  4. 停水手当:この手当ては水道料金未納者に対して給水停止をする仕事に対して支給されますが県下で支給されているのは別府と中津だけです。
    16年度225,600円支給されています。
  5. 年末年始手当:この手当ては、12月29日から翌年1月3日の間に勤務した職員に支給されますが、県下で支給されているのは別府と大分だけです。
    16年度は69,300円が支給されています。
  6. 交代制勤務手当:この手当ては、浄水場で交代勤務をする職員に対して支給されますが県下で支給されているのは別府と大分だけです。
    16年度は360,000円が支給されています。

次に市長部局で働く職員の特別手当についてみていきます。

別府市職員は市税の税務事務、税外収入徴収事務 、伝染病防疫作業従事者 、行旅病人の移送、変死人収容、国民年金保険料収納事務、外勤して保険予防、指導する職員、社会福祉従事者、保育および収容業務「保育士、生活指導員、寮母、看護士」、老人ホームなどの職員、市有林管理事業従事者、し尿処理および塵芥処理作業従事者、清掃業務従事者、犬猫死体処理の作業従事者、昆虫駆除などの薬剤散布従事者、特殊自動車の運転作業従事者、温泉供給施設維持補修業務従事者や危険を伴う電気業務従事者、消防業務で救急業務や消防はしご車従事者など、速記業務従事者、道路舗装作業従事者などに16項目にわたって特殊勤務手当てが支給されるようになっています。

特殊勤務手当ては「著しく危険、不快、不健康、困難な勤務」に対して認められた制度です。
企業手当、交代勤務手当、未集金手当、停水手当、年末年始手当などの特殊勤務手当てが法律
に沿っていないことは明らかです。
県や大分市では全面的な見直しが行われていますが、別府市では今のところこの問題について大きな前進が見られません。
市民の目線での政治をと訴え当選した浜田さんがこの問題でどのような解決をするか見ていきたいと思います。

指定管理者制度についても質問しました。この質疑の模様は行財政改革の活動日報のページでご覧ください

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